VR防災体験モーションシミュレーター

毎年のように発生する自然災害。近年においても大地震や津波、風水害による甚大な被害が繰り返し発生しています。被害を軽減するための防災啓発の重要性が高まる中、今最も注目されているのがVR(バーチャルリアリティ)技術を活用した防災体験です。

VR防災体験モーションシミュレータ
VR防災体験 モーションシミュレーター

VR防災体験は、CGで再現した仮想空間で災害現場を体験し、刻一刻と変化する状況の中で命を守る判断と避難行動を学びます。VRゴーグルに映し出される360°映像と災害状況に連動するモーションシートの振動は、まるで実際の災害現場にいるかのような臨場感あふれる空間を創出します。

VR防災体験モーションシミュレーターの導入について

本製品は特別な設置工事や電気工事を必要としないオールインワンタイプのモーションシミュレーターで、設置場所を選ばす、導入費用も抑えます。

シートの駆動部は基本動作の3軸に並行回転用の1軸を加えた計4軸のモーションシステム。この多軸システムは6自由度(前後・左右・横揺れ・縦揺れ・旋回)の動作が表現でき、VRゴーグルに映し出す映像にシンクロさせることで災害現場の状況をダイナミックに再現します。また座面に組み入れた振動ユニットがVR体感をさらに増長させます。

VRゴーグル

没入感を重視した広視野角・高精度トラッキングを誇る高解像度ディスプレイを採用。多様な顔の形やメガネを掛けての着用など、幅広い年代層への対応を考慮します。

VRゴーグル
VR防災体験モーションシミュレーター説明
VR防災体験モーションシミュレーター説明
地域特性に応じたVRコンテンツの作成

災害体験コンテンツ

地域の災害特性を考慮した「地震」「津波」「火災」「風水害」等の体験コンテンツを作成します。いずれもVR(立体視映像)のCGで作成したストーリー設定で、体験者の視線には刻一刻と変化する災害の状況がリアルタイムに映し出されます。

ナビゲーションボイス

体験者は自由に空間を見渡せるため、危険な方向や避難方法を意識させるナビゲーションボイスを組み入れます。
例:「津波発生!高台に逃げてください!」

コンテンツ例(納入実績例)

地震編(マンションの上層階で地震)

マンション上層階の一室で地震の激しい揺れが発生。家具が倒壊・散乱する中、テーブルの下に潜り込む

コンテンツ地震編イメージ

火災編(住宅で火災発生。屋外に脱出。)

台所で出火。初期消火の限界と判断して低い姿勢で視界と呼吸を確保しながら玄関へ向かう。屋外へ避難。

コンテンツ火災編イメージ

風水害(暴風雨の中、アンダーパスで車内に浸水)

大型台風の通過による豪雨と暴風の中を車で移動中、冠水したアンダーパスに突っ込んでしまう。水没する車に閉じ込められた恐怖を体験。

コンテンツ風水害イメージ

津波編(車で移動中に津波発生。高台への避難。)

地震後の市街地を車で移動中に津波が後方から押し寄せる。高台へと車を進め、徒歩で避難路を駆け上がる。

コンテンツ津波編イメージ

電気仕様:入力AC100V 家庭用電源 平均350W~450W(最大700W)
サイズ:1420mm×765mm×1320mm(H×W×D)
重量:85kg
動作表現:サージ・スウェイ・ヒーブ ピッチ・ロール・ヨー(6自由度)
動作範囲:ヒーヴ単独±50mm(緩衝幅時±45mm)
(最大) サージ・ピッチ単独11.8°(緩衝幅時±11.2°)
     スウェイ・ロール単独10°(緩衝幅時±9.4°)
揚上能力:1039N/本
耐久距離:10,000km/本
負荷試験:過速度、主電源過電圧 回生電圧異常、過負荷、センサ異常、サーボ異常 エンコーダ断線
使用環境:使用温度:0℃~40℃ 保存温度:-20℃~60℃
     湿度:90%RH以下(但し結露なきこと)

[高速スイッチ液晶ディスプレイ]
解像度:20PPD(各解像度)
単眼当たり1832×1920ピクセル
リフレッシュレート:60、72、90Hzに対応
電源供給型リンクケーブル(PC接続用)

VR防災体験制御機器
名称数量名称数量
HDM(ヘッドマウントディスプレイ)1USBメディアプレイヤー1
モーションシート1USB SW1
スピーカー1USB hub1
VR制御用PC1HDMI SW1
17-PC用モニター1HDMI spliter1
オーディオミキサー1キーボード・テンキー・マウス1
VR防災体験モーションシミュレーターの仕組み
VR防災体験モーションシミュレーター寸法図